ごあいさつ

　治療にあたっては、なるべく歯を削らなくてむ済むように、なるべく歯を抜かな

くても済むように、細心の注意を払っています。私のポリシーは、みなさんのお口

の中に、

　「できるだけ長く、できるだけ多くの歯を残す！」

そして「何の支障もなく食事ができ、生活に困らない→お口が健康」ということで

す。

むし歯の治療をするとき、むし歯の部分だけを削ればよいというわけではありませ

ん。つめもの・かぶせをする際になるべく取れないように、どうしても必要な形態、

大きさ（厚み）が必要になります。したがって、現実的にはむし歯の部分よりも少

し多めに削ることになります。でも、多めに削るということは、健康な部分の歯を

削るということですから、少なければ少ないに越したことはありません。

治療をお手伝いする側からすると、お口の中は劣悪な環境です。なぜなら、お口の

中は狭いし、暗いし、唾液が流れてくるし、舌が動くし、頬粘膜がせまってきます。

また、お口を開けてもらう時間をなるべく短くしたいのでゆっくりできませんし、

見えないところは手の感覚だけが頼りです。野球の世界で言われている「一球入魂：

精神を集中して、一球を投げる・打つ・捕る」に似たところがあります。私たちの

場合で言うと、「一歯入魂」。つまりみなさんの大切な一本の歯を必要以上に削り

過ぎてはいけない。削り足りなくてもいけない。そのために歯を削る前に十分な準

備をして、リハーサルのない本番に全神経を傾ける、ということです。

　むし歯が進んでしまうと、削る部分も大きくなってしまいますので、できたら早 め

　に 健診を受けるようにしてください。「むし歯かなと思って診てもらって、全く異

　常がないと恥ずかしい」とか、思う必要はありません。 健診してむし歯がなければ

　それでＯＫです。それに、健康な歯の状態を 定期的に確認しておくことは、将来的

　にむし歯の治療が必要になった時にとても役立ちます。むし歯にならないように、

　予防できるのがベストですが、、、。

　当院では、むし歯の治療の他に、歯周病、入れ歯、知覚過敏などについて、口腔内

　カラー写真やX線写真などを用いて、分かりやすく説明し、ていねいな治療を心がけ

　ています。また、事情があって短い期間での治療を希望される場合には、あらかじ

　め無理のない治療プランを提案いたします。

　私は、もともと人と話をするのが好きで、多くの人からいろいろなことを教えても

　らっています。自分だけではとても思いつかないような楽しいことがあったり、な

　るほどと感心することがあったりします。診療 室でも、患者さんとお話することを

　楽しみにしています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　院長　七里佳実

　＜院長プロフィール＞

　　昭和４５年　１月生まれ　岐阜県（養老）出身

　　昭和６３年　岐阜県立大垣北高校　卒業

　　平成　８年　広島大学歯学部　卒業

　　　　　同年　医療法人恵歯会　入職

　　　　　　　　　　沖縄県石垣市　山城歯科

　　　　　　　　　　茨城県つくば市　桜ヶ丘歯科センター

　　　　　　　　　　下妻市　西町歯科

　　　　　　　　　　東茨城郡　なかのべ歯科

　　　　　　　　　　山口県玖珂郡　周東歯科センター　勤務

　　平成１２年　医療法人愛健会　愛健歯科クリニック（名東区一社）　勤務

　　　　　　　　中部矯正歯科クリニック（名駅）にて研修

　　平成１６年　しちり歯科　開院

　　　しちり歯科でみんな笑顔に！